2011年2月9日水曜日

クリーヴランド・インディアンズ




○野手陣(数字はビル・ジェームズによる予測値)
・予想ラインナップ

中 G・サイズモア   .265 23本 81点 23盗 .810
遊 A・カブレラ     .292 8本 53点 13盗 .762
右 秋信守       .299 20本 85点 19盗 .873
指 T・ハフナー     .268 16本 61点 1盗 .838
一 M・ラポータ     .257 22本 77点 1盗 .773
捕 C・サンタナ     .280 22本 91点 7盗 .854
左 M・ブラントリー   .268 5本 46点 32盗 .683
三 J・ニックス     .237 9本 28点 5盗 .691
二 J・ドナルド     .261 5本 21点 10盗 .714

・控え選手
捕 L・マーソン     .241 3本 21点 6盗 .675
内 L・バルブエナ   .245 11本 51点 7盗 .696
外 A・カーンズ     .246 7本 32点 2盗 .751
外 S・ダンカン     .253 12本 40点 1盗 .811


昨季は総得点がリーグワースト3位と貧打に泣きましたが今季も得点には苦労しそう。安定した成績が見込めるのは秋くらいで、他の選手は波が大きかったり、故障が多かったりと年間フルに実力を発揮できるかは怪しい状況。機動力はまずまずですが、打線のつながりが悪く、パワーも少ないのであまり得点が期待できる打線とは言えません。そんな打線において注目すべき点は若手の成長。強打の捕手であるサンタナや大砲候補のラポータにかけられる期待は大きいはず。特にラポータは昨季期待されながら低調な成績に終わっているために奮起が期待されます。また、昨季ケガによりキャリア最低の成績に終わったサイズモア選手の復調具合にも注目。チームの顔ですが、契約は今季限り。今季復活して好成績を残せば、夏にトレードに出される可能性が高い。もしそうなった場合はかなりの有望株を見返りに獲得できそうなので要注目です。


○投手陣(右端の数値は奪三振/与四球)
・先発投手
F・カモーナ     33試合 11勝14敗 224回 防4.26 W1.41 139/82
J・マスターソン   35試合 9勝10敗 175回 防4.11 W1.41 147/73
C・カラスコ      17試合 4勝6敗 89回 防4.45 W1.42 79/34
M・ダルボット    25試合 6勝9敗 137回 防4.73 W1.51 102/53 
D・ハフ       21試合 6勝9敗 113回 防4.98 W1.48 66/40


・救援投手
T・シップ    71試合 4勝4敗0セーブ 68回 防3.71 W1.32 81/36 
J・スミス    62試合 3勝3敗0セーブ 48回 防3.56 W1.40 41/25
F・ハーマン  45試合 3勝3敗0セーブ 56回 防4.02 W1.36 35/15
C・ペレス   59試合 4勝3敗31セーブ 64回 防3.23 W1.27 72/35


投手陣も迫力に欠ける印象。先発に発展途上の若手が多いので仕方のないことですが今季も台所事情は苦しそう。サイズモアと同じく、今季で契約の切れるカモーナも成績いかんでは今夏のトレード市場に出されそうです。救援陣はまずまず。セットアッパーのシップ、クローザーのぺレスのリレーは盤石なものとなりつつあります。二人は奪三振能力が高く、この位置にはもってこいの投手といえます。


○総評
投打ともに明らかに戦力不足。今季も若手の育成が中心でしょう。そんな中注目なのは前述したサイズモアとカモーナの処遇。二人とも実力通りの成績を出せば夏のトレード市場での目玉になるはずなので、それに伴う見返りも相当なものとなりそう。かつて、サバシアを放出してラポータを獲得したり、さらに過去をさかのぼるとバートロ・コロンら2人を放出し、サイズモア、クリフ・リー、レッズで活躍するブランドン・フィリップスを獲得するなどトレード上手で知られる球団名だけに、どんな有望株を引き連れてくるのか楽しみです。

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