2011年1月28日金曜日

2011年順位予想 ~東部地区編~

多少早めですが、今季の順位予想をやっていきたいと思います。かなり私の主観が入っているので正当なものではないかもしれませんが、最後までお付き合いください。では、始めます。


まずは、アメリカン・リーグから。

1、ボストン・レッドソックス
2、タンパベイ・レイズ
3、ニューヨーク・ヤンキース
4、トロント・ブルージェイズ
5、ボルティモア・オリオールズ

ボストンの地区優勝は世界一の筆頭候補。ゴンザレス・ユーキリス・オルティ―ズと並ぶ中軸は破壊力満点。さらに、新加入のクロフォードやエルズベリー、ペドロイアなどの機動力も抜群。去年不調だった中継ぎ陣も的確な補強がされました。あとは、昨季低調だったベケット・ラッキー・松坂といった先発投手が奮起すれば地区優勝は堅いと思います。レイズについては賛否両論あると思いますが、私は期待したい。ぺーニャが抜け打線のパワー不足は明らかですが、機動力や小技を駆使してしぶとく得点をとってくるでしょう。新加入のラミレスやトップ・プロスペクトのジェニングスがどこまでやるかも注目です。昨季50登板以上した投手が全員退団した救援陣は心配ですが、先発投手の充実度はトップクラス。昨季からの流れでは投手のよいチームの方が上位に行く傾向が強いのでこの順位にしました。ヤンキースは先発陣のコマ不足が深刻。頼りになるのはサバシアくらいで、ヒューズやバーネットは不安定。あとは無名の新人投手でローテを回すつもりのようですから、なんだかんだで多くのイニングを投げてくれるバスケスの放出は微妙に痛いと思います。打線は強力ですがこの投手力ではポストシーズン進出は困難。シーズン中に大物投手をトレードで取ってこなければいけません。また、ジーターやポサーダら主力選手の高齢化も心配です。ブルージェイズは長年足かせだったウェルズの放出に成功したことが非常に大きい。これで、ドラフトやFA市場に投資できる資金が格段に増えたことだと思います。とはいえ、今季はまだ再建途中。昨季257本塁打した打線の勢いが今年も続くとは思いませんし、マーカムが抜けた先発陣はややコマ不足。中継ぎ陣は依然として優秀ですが、やはりゲームを作れる先発投手が少ないのは困った話です。オリオールズは今オフ積極的に動きましたが、今年勝つための補強というよりかはむしろジョシュ・ベルら有望株が成長するまでの中継ぎといった印象。しかし、確実にチームはいい方向に向かっていると思うので古豪復活は近いと思います。



続いてはナショナル・リーグ。

1、アトランタ・ブレーブス
2、フィラデルフィア・フィリーズ
3、フロリダ・マーリンズ
4、ニューヨーク・メッツ
5、ワシントン・ナショナルズ


かなり思い切った予想をしてみました。確かに豪華先発陣を誇るフィリーズは世界一の筆頭候補。ハラディー・リー・オズワルト・ハメルズの4本柱はメジャー史上に残るものとなるでしょう。一方、ワースの抜けた打撃陣はやや弱体化。アトリー・ハワードに続く5番打者が昨季OPS8割未満のイバニエスというのはかなり迫力不足です。ワースのぬけた右翼には有望株のブラウンが入る予定ですが過度の期待は禁物でしょう。中継ぎ陣が弱体なのも心配です。対するブレーブスは先発陣もベテランのハドソンやロウ、昨季台頭したハンソンやジャージェンスといった若手まで非常に充実した顔ぶれ。救援陣も昨季79試合で防御率1点台のベンタースや昨季防御率0.44のキンブレルらがおり強力。打線も、昨季大活躍のヘイワードに加え、強打の捕手マッキャン、4年連続30発のアッグラ、昨季首位打者争いを演じたプラドら地味ながらもかなり強力なメンツ。これに注目株のフリーマンがいきなり本領発揮となればさらに破壊力は増します。フィリーズの独走を予測する声も多いこの地区ですが、私は最後までこの2球団が激しい優勝争いを繰り広げると思います。ワイルドカードもこの地区から出るでしょう。マーリンズは主砲のアッグラが抜けたことは痛いですが、強打のバックの獲得や昨季打率2位のインファンテを獲得したことは収穫。これにラミレスやサンチェス、スタントンといった選手が並ぶ打線は平均以上の得点力を持っていると思います。特にスタントンが何本ホームランを打つかは注目です。先発陣も昨季防御率トップのジョンソンやノラスコ、FAで獲得したバスケスにサンチェスという顔ぶれの先発陣も強力。さらに左翼候補のモリソンら充実したマイナー組織を誇っていることを考えると数年後にはかなり怖い存在になってくると思います。メッツは昨季足を引っ張り続けた打線の強化が全くできていなません。不振だったジェイソン・ベイはさすがに復調してくると思いますが、同地区の他球団と比べると迫力不足は明らかです。先発投手も肩を手術したエースのサンタナが夏場まで復帰できないのは痛い。ベルフリーやニース、ナックルボーラーのディッキーらには奮起が期待されます。また、GMが今まで不良債権の山を築いてきたミナヤからセイバーメトリクスに精通したアンダーソンに変わったことは今後おおきな収穫となっていくと思います。ワースを獲得し全米を驚かせたナショナルズですが今年も苦戦は必至。投打ともに他の4球団として見劣りしてしまいます。とはいえ、期待のエスピノーザ二塁手やベルナディーナ外野手の成長は楽しみな点。生え抜きのジマーマン、新加入のラローシュ、ワースラもおり攻撃陣はまずまずといった陣容。問題なのは投手陣、昨季よもやの大活躍をしたリバン・ヘルナンデスが現状ではエース扱いですが他球団なら4,5番手レベル。昨季不調だったラナンや24歳のジマーマンらの奮起に期待です。



東部地区の予想は以上です。かなり思い切った予想をしたので賛否両論あると思いますが、コメントは大歓迎ですのでよろしくお願いします。

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