2011年2月1日火曜日

2011年順位予想 ~中部地区編~

続いて中部地区です。この地区は両リーグともに上位陣の力が拮抗していてなかなか予想が難しかったです。


まずは、ア・リーグから。


1、シカゴ・ホワイトソックス
2、ミネソタ・ツインズ
3、デトロイト・タイガース
4、クリーブランド・インディアンズ
5、カンザスシティ・ロイヤルズ


この地区は最後まで上位3チームの三つ巴が続きそう。ホワイトソックスはコネルコ、クエンティンに加え新加入のダンと30本塁打以上見込める選手が中軸に並ぶ一方、昨季68盗塁のピエール、34盗塁のリオスと機動力も抜群。相手にとってかなり厄介な打線であることは間違いないでしょう。昨季不振だった投手陣も、新エースのダンクス、フロイド、バーリーと実力者ぞろい。これに07年サイヤング賞投手のピービーが復活すれば充実したローテーションとなるはずです。弱点は救援陣と穴の多い守備。特にバーリーなど軟投派の投手が多いだけに過去三年の一塁手としての通算守備防御点がワースト1位、2位のダン、コネルコを抱える内野守備陣には改善の必要があります。西岡が加入したツインズは投打ともにやや小粒ながらもしぶといチーム。チームの顔であるマウアーに加え、ヤングやカダイヤーのような仕事人的な選手がわきを固める打線はなかなかのもの。脳震とうからの復活が期待されるモアノーにも注目です。リリアーノ、ベイカー、パバーノ、スロウィー、ダンシングという顔ぶれが予想されるローテーションは地味な印象。軟投派が多いだけに西岡、カシーヤの二遊間コンビの守備力は重要になってきます。フエンテス、ラウチが抜けた救援陣もやや心配。故障で昨季を棒に振ったネーサンがどれくらい復調してくるかも注目です。タイガースは今オフ積極的に動いた球団の一つ。野手陣ではビクトル・マルティネスを獲得したほか、昨季63試合で防御率1点台のベノワと3年1650万ドルで契約し弱点だったブルペン陣の補強にも成功しました。しかし、打線はカブレラ頼みの印象が拭いきれませんし、昨季大活躍のジャクソンが今季もその勢いを消え属できるかも怪しいところ(昨季47四球に対して三振は何と170個)。先発陣は大エースのバーランダー、昨季台頭したシャザーの他はやや小粒。ケガからの復活が期待されるペニーには注目です。インディアンズ、ロイヤルズの2球団は今季も再建イヤー。インディアンズはラポータ一塁手やサンタナ捕手らの成長に期待。また、今季限りで契約の切れるサイズモア選手が夏場にトレードされる可能性も有りその辺も注目です。グリンキーの抜けたロイヤルズは最下位必至。投打ともに戦力不足は明らかです。ホスマー、ムースタカスら有望株の昇格・成長には要注目。


続いてはナ・リーグ。

1、ミルウォーキー・ブルワーズ
2、シンシナティ・レッズ
3、セントルイス・カーディナルス
4、シカゴ・カブス
5、ヒューストン・アストロズ
6、ピッツバーク・パイレーツ


この地区も混戦が予想されます。ブルワーズを1位にしたのは期待を込めてのこと。ブルワーズは昨季3人が100打点以上を記録した打線が今季も健在。昨季足を引っ張った投手陣も先発陣にグリンキーとマーカム、ブルペン陣に斎藤隆とテコ入れに成功。投打ともに充実した陣容となりました。今季限りで主砲フィルダーの契約が切れるうえ、今季のトレードにより多くの有望株を失っているため今シーズンが優勝を狙えるラストチャンス。思い切って世界一を期待してみたいと思います。昨季躍進したレッズは今季も地区優勝の有力候補。昨季MVPのボットーをはじめ、スタブスやブルースには今季さらなる飛躍が期待されます。投手陣もアローヨ、昨季台頭したクエト、リークに加え昨季ケガで不本意な成績に終わったボルケスが復活すればかなりの陣容。守備力も高く、投打ともに充実した戦力だと思います。プホルスとの契約交渉が注目されるカーディナルスもチーム力は充実。打線はプホルス、ホリデーに加えバークマンが入り、平均以上の得点力はあると思います。投手陣は非常に充実。昨季サイヤング賞候補のウェインライトに加え、カーペンター、ガルシア、ウェストブルックが並ぶ先発陣はメジャートップクラス。昨季はレッズの若さに敗れた感がありましたが今季はどうでしょうか?昨季よもやの低迷をしたカブスですが、目立った補強はカルロス・ぺーニャをとったくらい。現有戦力では可もなく不可もなくといった感じです。打線はぺーニャが加わりましたが実力は前任者のデレク・リーの方が上なので、昨季とはそれほど変わらないかなという印象。少なくともラミレスは復活してくるはず。ソリアーノはもういいでしょう。投手陣は先発にガーザが加わり底上げされました。救援陣もウッドを呼び戻しテコ入れがなされました。しかし、総合的には投打ともに上位3球団と比べて劣るかなという印象は否めません。昨季後半に躍進したアストロズですが過度の期待は禁物。オズワルト、バークマンといった投打の要を放出した時点で、今季は再建イヤ―となるのが決定的だったと思います。昨季リーグワーストの108本塁打しか打てなかった打線は今季も相変わらず迫力不足。不振だったリーはさすがに復調するでしょうが、それでも平均以下の打線であることには変わりありません。ただ、投手陣はまずまずなので昨季と同じようなチーム成績になるのではないでしょうか。18年連続負け越し中のパイレーツですが、残念ながら今季も最下位確実。打撃陣ではマッカチェンやタバタ、ウォーカーやアルバレスと期待の若手選手が数多くいますが、投手陣は相変わらず壊滅状態。何より、昨季防御率が4点以下だった投手がほとんどおらず、どうし世もない惨上だといえます。この低迷から抜け出せるときはいつ来るのでしょうか・・・・・。



中部地区はこんな感じです。上位陣の並びにはいろいろ意見が分かれそうですが、それはコメントまで。

2 件のコメント:

  1. 今年、もしかするとブルワーズの試合観にいくかも・・・

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  2. おお、すごいやん。おれも行きたい。

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