2011年2月1日火曜日

2011年順位予想 ~西部地区編~

西部地区の順位予想です。


まずは、ア・リーグから。


1、オークランド・アスレチックス
2、テキサス・レンジャーズ
3、ロサンゼルス・エンゼルス
4、シアトル・マリナーズ


この地区も思いきってみました。アスレチックスは何と言ってもメジャー最強クラスの投手陣が強み。ケイヒル、ブレイデン、ゴンザレスの3本柱に、アンダーソンが台頭すれば先発陣は盤石。元々優秀だった救援陣もバルフォア、フエンテスを獲得してさらに厚みを加えました。昨季は足を引っ張った打線も松井、ウィリンガムらを加え迫力が増しました。また、昨季75試合の出場ながら32盗塁を記録したクリスプや29盗塁のベニントンなど足が使える選手も多く、かつてのアスレチックスと比べて攻撃のバリエーションも多くなりました。有望株のクリス・カーターの成長にも注目。また、守備力も高く、まさに昨季のジャイアンツと同系のチームです。FAの目玉選手だったベルトレーを獲得したレンジャーズは今季も強力打線が武器。昨季MVPのハミルトンが先日肺炎で入院するなど万全の体調でシーズンを過ごせるかは大いに不安ですが、キャリアを通じてテキサスの球場で好成績を残しているベルトレーやクルーズ、キンズラー、ヤングなど好打者を多く擁しており、破壊力では地区内で頭一つ以上抜けています。心配なのは投手陣、リーがいなくなった先発陣はルイス・ウィルソンらがいるもののそれほど怖い印象は受けません。救援陣では昨季抑えを務めたフェリースに先発転向の噂がありその辺も注目です。オフの補強に失敗したエンゼルスですが、もともとの選手層は悪くない。かといって突出した選手がいるわけでもなく、かつてのような強さはもうないといってもいいでしょう。打撃陣は、ウェルズを獲得しましたが昨季のOPSが8割4分8厘と前任の松井(同8割2分)とさして変わらない成績なのが難点。年齢的にもこれ以上の伸びは見込まれないのでこの補強は微妙。むしろジェイズで不良債権化していたウェルズの契約を押しつけられた印象も有り今季の補強失敗とあいまってGMのリーギンスの評価はがた落ちでしょう。一方の投手陣はまずまずといった印象。ウィーバー、ヘイレン、サンタナらによる先発陣はそこそこ優秀ですし、ブルペン陣では高橋、ダウンズを迎え入れ底上げに成功しました。投打ともに秀でた点が見られないので、チーム成績は名将ソーシアの采配次第といった感じでしょうか。昨季「歴史的貧打」に悩まされたマリナーズは今季も苦しそう。打線はカストを獲得したもののブラニヤンが抜けているため長打力は相変わらずメジャー最低水準。昨季不振だったフィギンズやグティエレスはさすがに調子を取り戻してくるでしょうが、今季も得点に苦しむのは確実。スモークの成長や有望株のアックリーのデビューくらいが注目ポイントでしょうか。一方投手陣はそこそこの陣容。先発陣はサイヤング賞のヘルナンデス以外は小粒な軟投派が中心ですがチームの守備力が高いのでまずまずの成績は残せるはずです。ただ、昨季要所で失点を重ねていた印象のブルペン陣は今季も心配です。



続いてはナ・リーグ。



1、サンフランシスコ・ジャイアンツ
2、コロラド・ロッキーズ
3、ロサンゼルス・ドジャーズ
4、サンディエゴ・パドレス
5、アリゾナ・ダイヤモンドバックス



この地区はどの順位も予想が難しい。ジャイアンツは強力投手陣が今季も健在。今季初めてフルシーズンを戦うバムガーナーがどれくらいの活躍を見せるかは注目です。心配なのは攻撃陣。昨季のチーム得点数はリーグ9位にすぎません。プレーオフではロスら脇役がオイシイところで打ちまくりましたがその勢いが今シーズンも継続されるとは思いません。昨季大活躍のハフが隔年で好調・不調を繰り返していることやベテラン打者が多いのも心配点。ポージーやサンドバルら若手の奮起が期待されます。オフにゴンザレス、トロウィツキーと大型契約を結んだロッキーズは今季も地区優勝争いに絡んでくるでしょう。この2人が中軸を担う打線は強力。復活を期すヘルトンや俊足のファウラー、スチュアートらもおり、破壊力はかなりのものでしょう。打者地獄のシアトルから打者天国のコロラドに移ってきたロペスがどんな成績を残すかにも注目です。一方投手陣はやや不安定。有る程度仕方のないことですが、ヒメネス、デラロサ以外の先発陣は手薄。ブルペン陣も層が薄いかなという印象を受けます。オーナーの離婚問題ばかりがオフの話題となったドジャーズですが、戦力的には地区優勝は狙えるはず。カーショウ、黒田、リリー、ビリングズリーによる先発陣はジャイアンツに匹敵する実力を誇ります。ブルペン陣も昨季台頭したクオや新加入のガリアーなどがおりかなり充実した陣容。心配なのは昨季後半に調子を崩したブロクストンくらいといった感じです。一方打線はやや迫力不足。特に外野陣はレギュラーすらまともに決まっていない状態で層の薄さが心配されます。昨季よもやの躍進を果たしたパドレスですが、オフに主砲のゴンザレスを放出し、今季は再建イヤ―に。ただ、ハドソン、バートレットといった好選手を獲得しているように完全に勝負を捨てているといった感じではない模様。それでも、上位3球団と比べると戦力は劣ります。特に打撃陣は貧弱。レギュラー陣に昨季OPS8割以上だった選手がおらず、迫力不足は否めません。機動力がまずまず使えるというところに活路を見出して、スモールベースボールに徹するしかないでしょう。投手陣はまずまずの陣容。昨季台頭したレイトスにはさらなる飛躍が期待されます。かつてのレッズのエース、ハラングの復活にも期待です。



以上、各地区の予想をしてきましたがどうだったでしょうか?これがすべて当たるとは思いませんが、有る程度いい線はいっているんじゃないかなとおもいます。次回からは各球団の戦力予想をやっていきますんでよろしくお願いします。

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