2011年2月4日金曜日

ボストン・レッドソックス



○野手陣
・予想ラインナップ(数字はビル・ジェームズによる予測値)

左 C・クロフォード     .300 14本 71点 42盗 .803
二 D・ペトロイア      .297 17本 77点 16盗 .834
一 A・ゴンザレス     .285 33本 102点 0盗 .890 
三 K・ユーキリス     .294 25本 95点 5盗  .905
指 D・オルティーズ    .261 33本 112点 0盗 .850
右 J・D・ドリュー     .263 22本 77点 3盗 .830
遊 M・スクータロ     .266 10本 60点 6盗 .713
捕 J・サルタラマッキア .249 12本 43点 1盗 .745
中 J・エルズベリー   .300 8本 58点 59盗 .764

・控え

捕 J・バリテック    .228 9本 33点 0盗 .710
内 J・ラウリー     .270 17本 75点 4盗 .828
外 M・キャメロン    .239 18本 58点 7盗 .752

打線の得点力はメジャー最強。予測値はやや控えめですがゴンザレス、ユーキリスはもっと打点・本塁打を稼げるはず。何よりも楽しみなのはゴンザレスの成績。左打者に有利なフェンウェイ・パークでは40本塁打は堅いと思います。前を打つ打者の出塁能力も高く、120打点前後くらいは挙げられるのではないでしょうか。またクロフォードの加入により機動力も抜群。シーズン200盗塁も可能です。さらに、ベンチにはラウリーやキャメロンがおり、控えの層も厚い。唯一心配なのは捕手。現状ではサルタラマッキアが正捕手候補となっていますが実績はほぼゼロ。この予測値通りの数字を残せるかは疑問です。ベテランのバリテックがベンチにいるのは心強いですが、やはり彼に代わる捕手が出てこないと将来的にも響いてくるので注目です。



○投手陣(右端は奪三振/与四球)
・先発投手

J・レスター     31試合 14勝9敗 204回 防3.53 W1.27 193/82
J・ベケット     26試合 10勝9敗 168回 防3.86 W1.27 155/49
C・バックホルツ  29試合 13勝9敗 193回 防3.54 W1.28 168/74
J・ラッキー     33試合 13勝12敗 227回 防3.89 W1.31 179/68
松坂大輔      27試合 10勝9敗 173回 防3.85 W1.34 158/73


・救援投手
B・ジェンクス   47試合 3勝2敗0セーブ 49回 防3.12 W1.24 48/17
D・バード     71試合 6勝3敗0セーブ 76回 防2.72 W1.16 90/34
D・ウィーラー  63試合 3勝2敗0セーブ 47回 防2.87 W1.11 42/14
岡島秀樹    52試合 3勝2敗0セーブ 44回 防3.68 W1.30 38/15
J・パペルボン 66試合 5勝3敗41セーブ 69回 防2.61 W1.09 76/20



豪華な攻撃陣に引けを取らない顔ぶれ。ただ、予測値とはいえ先発陣の成績(特に勝敗と投球回数)は明らかに物足りない。昨季けがに苦しんだベケットと松坂、不振のラッキーには奮起してもらわないと困ります。とはいえ、先発陣はこの面子で確定的。彼らの実績を考えるとフィリーズに引けを取らない豪華先発陣といえるでしょう。あとは彼らが本領発揮してくれれば・・・、という感じです。昨季足を引っ張った救援陣にはジェンクスやウィーラーが加わり厚みが増しました。抑えは今のところパぺルボンですが場合によっては昨季台頭したバードが入る可能性もあります。総合的に見て救援陣もほぼ盤石な布陣だといえます。



○総評
オフの補強に面白いように成功し、投打ともに盤石の布陣を築くことができました。あとは故障者さえ出なければ08年以来の地区優勝はほぼ確実。100勝以上あげることも期待できます。もっともこのチームの目標は地区優勝ではなく世界一。ここ7年で3度目の栄冠に向けて、良いスタートを切ることができたといえます。

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