2010年11月15日月曜日

7月4日に生まれて

映画批評第二弾。今回はオリバー・ストーン監督の「7月4日に生まれて」。トム・クルーズの代表作の一つです。



あらすじは自分でググって調べてください。ただ、本当に素晴らしい映画だと思います。




「戦争そのもの」を描いた映画というのは数多くありますが、「戦争のその後」を描いた映画は珍しいと思います。誰にも触れられることのなかった帰還兵の苦悩、現場の惨上を知らないにもかかわらずただマスコミに流されて彼らを非難する市民たち。私たちは後者になってしまってはいないだろうか?私たちは本当に戦争の悲惨さを理解しているのだろうか?そんなことを考えさせらました。




それから、トム・クルーズの演技も素晴らしいと思います。特に帰還後、周囲の人たちに加え家族の理解も得られなくなったときの主人公の狂いそうになるくらい思い悩む姿、これを見ていると本当に胸が張り裂けそうになりました。この映画のメインタイトル(ジョン・ウィリアムス作曲)の中盤に出てくるトランペット・ソロの醸し出す孤独感もそんな主人公の心情を表しているのかもしれません。



皆さんにもぜひ一度見ていただきたい、そんな映画でした。




ではでは。

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