2010年11月29日月曜日

楽天の大量補強に思う

今日、メジャーから楽天に移籍した松井稼頭男選手の入団会見が行われました。


今季の楽天は同じくメジャー帰りの岩村明憲選手の獲得も発表。また、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を目指していた岩隈選手も、残留が決定的な状況。ここにきて来季優勝候補に名乗りを上げてきました。




しかし、この補強は楽天にとってプラスになるのでしょうか。確かに、来季の楽天にとってはプラスになるでしょう。しかし、将来的に考えるとこれはむしろマイナスなのではないか?と思ってしまいます。



そもそも楽天が弱い一番の原因は若手が育っていないこと。楽天の生え抜きでレギュラーとなっている選手は嶋捕手と聖澤選手のみ。しかも両者とも今年になって台頭してきた選手です。目先の勝利だけを考え、育成をおろそかにしたせいで崩壊したチームが数年前にありましたよね・・・。




それに、今年の楽天の遊撃手は悪くはなかった。内村賢介選手は規定打席不足ながら3割を打ちましたし、渡辺直人選手もパワーはないながらも優れた選球眼や足で貢献しています。にもかかわらず、完全に晩年に差し掛かっているであろう松井をとるのには疑問符が付きます。岩村だって来季で32才なんだしそう長くは活躍できないはず。シーズン後にノリを解雇したのは若返りの一環じゃなかったんでしょうか?




また、今季のブラウン解任も疑問です。最下位に沈んだことは責任かもしれませんが、たった1年の成績ですべてを評価するのは間違ったやり方。ブラウンだって広島時代は限られた戦力ながらもチームを毎年プレーオフ争いに導いていた。マイナー時代も育成面で評価が高かったようですから、決して悪い監督ではないはずです。それに新たに就任した星野監督は育成が下手。鉄拳制裁もよくやるそうですが、今どきそんなことをやったら選手らの反感を買いかねません。




いずれにせよ、今の楽天は悪い方向に進んでいるようにしか思えません。本当に強い球団になりたいのならば、日本ハムのようにしっかりとした育成システムを作るべきでしょう。

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