2010年11月26日金曜日

2010年MLBを彩った20人のルーキー②

新人紹介企画第二弾。




6、オースティン・ジャクソン(タイガース・外野手・23歳)
今季成績:151試合 2割9分3厘 4本塁打 41打点 OPS7割4分5厘



今年は4月にメジャーデビューを果たすと、月間打率3割6分4厘の活躍で月間最優秀新人に選出。最後の最後で16打席無安打と不振に陥り惜しくも3割は逃してしまいましたが、シーズンを通して常にハイアベレージを記録しました。27盗塁を記録した足や守備面でも評価は高く、パワーもまだまだ伸びていくはずといわれておりヤンキースに移籍したグランダーソン選手の後継者にはもってこいの存在でしょう。ただ、47四球に対し170三振は一番打者じゃなくとも粗すぎ。この点を改善できるかが今後彼がトッププレイヤーになっていくか勝負の分かれ目だと思われます。



7、ブレナン・ボッシュ(タイガース・外野手・25歳)
今季成績:133試合 2割5分6厘 14本塁打 67打点 OPS7割3分6厘



今季は開幕こそ3A出迎えましたがその後すぐにメジャー昇格を果たし4月30日のエンゼルス戦でメジャー初打席満塁本塁打を放ちました。その後も好調は続き、前半戦は打率3割4分2厘、12本塁打、OPS9割9分という大活躍。新人王は確実視されていましたが後半戦は打率1割6分3厘と大失速。一気に評価を下げてしまいました。しかし、球団は彼を将来の主砲とみておりこの挫折をバネにしてさらなる飛躍を目指してほしいと思います。



8、ウェイド・デイビス(レイズ・投手・24歳)
今季成績:29試合 12勝10敗 防御率4・07 奪三振113



デビューは昨季終盤のタイガース戦。勝敗はつかなかったものの7回1失点9奪三振の好投を見せ大きくアピール。今季は先発5番手ながら開幕ローテ入りを果たしプライス・シールズ・ガーザ・ニーマンらとともに強力先発陣を形成。7月には4勝を挙げ月間最優秀新人に選出。しかし、その一方6月には5敗を喫するなどいまいち安定感に欠けるのが欠点。ここは改善の余地があるでしょう。



9、ブライアン・マティス(オリオールズ・投手・23歳)
今季成績:32試合 10勝12敗 防御率4・30 奪三振143



昨季5勝を挙げ今季は開幕からローテに定着。前半戦は3勝9敗と苦しみましたが、後半戦は7勝3敗、防御率も3・63と安定したピッチングを見せました。今季のオリオールズは地区最下位に沈んだもののバック・ショ―ウォルター監督就任後34勝23敗と来季に望みをつなぎました。マティスは外野のマーケイキスやアダム・ジョーンズらとともにオリオールズ復活の命運を握っている選手といわれて間違いないでしょう。



10、ハイメ・ガルシア(カーディナルス・投手・23歳)
今季成績:28試合 13勝8敗 防御率2・70 奪三振132



メキシコ出身の左腕投手。今季は先発5番手として一年間ローテを守り抜きました。13勝、防御率2・70はともに新人トップの成績。2008年にトミー・ジョン手術を受けた経験があるため故障が心配(実際今季も大事をとって9月13日でシーズン終了)な点やWHIPが1・32とよくない点などが気がかりですが、今後はエースとまではいかなくても、先発2番手か3番手あたりで安定した成績を残してくれることだと思われます。




今日は以上です。




ではでは。

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