2010年12月7日火曜日

今日の動き

昨日はジェイソン・ワースの大型契約というビッグニュースがありましたが、今日も大きな動きがいくつかありましたのでまとめてみました。


○レッドソックス、サンディエゴ・パドレスからトレードでエイドリアン・ゴンザレス一塁手を獲得



数年前からトレードのうわさが絶えなかった28歳のゴンザレスですがついに移籍。今季途中にも移籍の話がありましたがチームの予想外の快進撃により破談となっていました。サンディエゴ出身であっただけにパドレスにとっては苦渋の選択であったと思いますが、彼は来年FA。現役屈指のスラッガーであるだけに、契約内容は破格のものになるのは明らか。到底パドレスが払えるものではありません。ですから、今季の快進撃に惑わされず、自らの意思を貫いたホイヤーGMは正しい決断をしたのではないかと思います。




さてさて、ゴンザレスの特徴は長打力。通算本塁打は168本とそれほどではありませんがパドレスで放った161本のうちアウェーでのものが104本。これは投手に圧倒的有利のぺトコ・パークを本拠地にしていたためです。しかも・アウェーでの打率も3割を超えており、本来の力は成績以上だということが分かります。来季からのホームとなるフェンウェイ・パークは左打者に非常に有利なことで知られていますので50本近い本塁打を打つことも期待できそうです。また、守備もメジャー屈指であるためディフェンス力を重視する近年のレッドソックスにはもってこいの選手だといえます。ちなみに、今季巨人に在籍したエドガーは実の兄です。



○オリオールズ、トレードでダイヤモンドバックスからマーク・レイノルズ内野手を獲得



これも今日の大きな動きの一つ。オリオールズにはジョシュ・ベルという若手の三塁手がいますがまだレギュラーというには厳しい状況。レイノルズを獲得したのは彼が独り立ちするまでの「つなぎ役」とするためでしょう。レイノルズは長所と短所が非常にはっきりしている選手。3年連続で28本塁打以上を放ち、2009年には44本塁打を記録したようにパワーのある選手ですが三振も2年連続200以上と非常に粗いことでも有名です(メジャーの歴史で200三振以上喫したのは彼だけ)。しかし、今季のオリオールズは得点がリーグワースト2位と貧打に苦しんだため、打線強化には大きな補強となったと思います。打率も低く、年棒もそれほど上がらなさそうなのでベルが独り立ちした後も打線の核として長く保持できるかもしれません。




○ブルワーズ、ブルージェイズよりトレードでショーン・マーカム選手を獲得





P・フィルダ―やR・ブラウン、C・ハートなどメジャー屈指の強打者をそろえるブルワーズですが投手陣はコマ不足。特に先発陣の補強は急務だっただけに今季13勝、防御率3・64のマーカムの加入は大きいはず。ただ、2009年は肩の故障で全休したいるためその再発が心配されます。



○ダイヤモンドバックス、J・J・プッツ投手と2年契約



今季、救援防御率が5・74(!)とブルペン陣が大炎上だったDーBACKs。それだけにメジャー8年間で5度50試合登板を果たしているプッツの獲得は大きいです。今季も防御率2点台と安定しており、マリナーズ時代と同様、クローザーとしての起用が期待されます。



今日だけでこれだけの動きがありました。明日以降も期待大です。

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