15、TA(Total Average)
算出方法:(塁打+四死球+盗塁-盗塁死)÷(打数-安打+盗塁死+併殺打)
これも打者に関する指標。一人の打者が1アウトあたりにどれだけの塁を獲得することができたかを表す指標です。OPSとはコンセプト的には同じですがアウトで分母をとっている点が異なり、より出塁能力を重視した指標といえるでしょう。平均値は8割半ばぐらいでしょうか。ちなみに、今季の日本プロ野球で10割を超えた選手は和田(中日)、阿部(巨人)、小笠原(巨人)、青木(ヤクルト)、カブレラ(オリックス)の5人。今季30本塁打以上の打者が名を連ねる中で、14本塁打の青木が入っているのは興味深いところ。首位打者獲得が効いたといえます。逆に、214安打のマートンは8割6分2厘と並み。668打席で47四球という点が影響したのではないかと思われます。
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