テキサス・レンジャーズのジョシュ・ハミルトン外野手が今季のアメリカンリーグ最優秀選手に選出されました。
今季は両リーグトップの打率3割5分9厘に32本塁打、100打点という成績。9月という大事な時期にケガで戦線離脱していたことはマイナスポイントですがそれでも堂々たる成績です。
今やメジャー有数の外野手となったハミルトンですが、その野球人生はまさに波乱万丈。1999年にドラフト全米一位で当時のタンパベイ・デビルレイズに指名されるなど期待の大きかったハミルトンでしたがここから挫折が始まります。2001年に交通事故に巻き込まれると、その治療中にドラッグにのめり込むようになってしまったのです。さらに体中に入れ墨を入れるなど素行は最悪。2004年2月には自己2度目の出場停止処分を受け、球界から姿を消します。
その後のハミルトンは何度も自殺を考えながらも更生施設に8度も入所するなどして何とかドラッグを克服。そして2007年シンシナティ・レッズで待望のメジャーデビューを果たします。その年は故障の影響も有り90試合の出場にとどまりましたがそれでも19本塁打。大器の片りんを見せつけます。さらに翌年テキサス・レンジャーズに移籍すると才能が一気に開花。130打点を記録しオールスターにも初出場を果たします。2009年は低調でしたが今季は復活。特に6月は23試合連続安打を記録するなど月間打率4割5分4厘を記録。さらに、ヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズでは打率3割5分、4本塁打という成績でMVPを獲得。チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献しました。
打撃だけでなく、走塁・守備でも大きな貢献ができるハミルトン。これからの活躍に期待です。
ではでは。
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