2010年11月7日日曜日

あの選手はどこへ・・・ 2010年MLBFA予想①

ワールドシリーズも終わりいよいよ本格的なオフシーズンに突入しました。何より注目されるのはFA選手の動向。というわけで、今回は今季FAとなった選手がどのチームに行くのか予想してみたいと思います。




まずは、レンジャーズのエース、クリフ・リー。



今季はマリナーズとレンジャーズに所属して12勝9敗、防御率3・18。リーグトップの7完投をマークしました。行先はヤンキースが有力とされていますが、本人はレンジャーズ残留を希望。さらに、本当かどうかは分かりませんがリーの奥さんがヤンキースファンに下品な言葉を浴びせられた、との報道もあります。というわけで、希望も含めてレンジャーズ残留と予想。




お次はレイズのカール・クロフォード。今オフ最大の目玉選手です。


今季は154試合に出場して打率3割7厘、19本塁打90打点47盗塁。リーグトップの13三塁打を放ちました。個人的にはレイズに残ってほしいんですが、レイズの経済力を考えるとかなり難しいでしょう。有力なのは今季不振だったエンゼルス。アブレイユやハンターなど高齢の外野手を抱えるエンゼルスにとって彼のような最盛期を迎えた外野手は欲しい存在です。プレースタイルもエンゼルスのチームカラーに合うはず。というわけでエンゼルスを予想。




続いてはレッドソックスのエイドリアン・ベルトレ。


マリナーズに在籍していた4年間は不本意な成績に終始したベルトレですが、レッドソックスに移籍した今季は心機一転、打率3割2分1厘、28本塁打に102打点と自己最高クラスのシーズンを送りました。オフにはレッドソックスが提示した契約を拒否し、晴れてFA選手となりました。移籍先としてはエンゼルスやブルージェイズが上がっているようですが、経済力を考えてエンゼルス入りが有力でしょう。エンゼルスには期待の若手ブランドン・ウッドがいますが今季は打率1割4分6厘と完全に伸び悩んでいるので打撃力強化を目指す同球団にとっては格好の選手であるはずです。というわけでエンゼルスと予想。




次はフィリーズのジェイソン・ワース。


今季は156試合で打率2割9分7厘、27本塁打85打点という成績。46二塁打はリーグトップでした。守備でも8つの補殺を記録し走塁面でも13盗塁を記録するなど走攻守の3拍子そろった選手でもあります。フィリーズは来季以降の右翼のポジションを若手のドミニク・ブラウンに任せる予定のため残留の可能性は低いと思われます。有力候補に挙げられるのは今季外野陣がヘイワード以外総崩れだったブレーブスや同じく外野の層が薄いレッドソックスなどがあげられますが、同地区のライバル球団に移るのはちょっと・・・、と思うのでレッドソックスを予想。




最後はナショナルズの主砲、アダム・ダン。


今季は158試合の出場で打率2割6分、38本塁打103打点という成績。昨年116個だった四球数が77個に減り自己ワーストの199三振(惜しい!)を記録してしまったあたりは気がかりですが、その長打力には陰りが見えません。さらに特筆すべき点は故障の少なさ。2004年から7年連続で10試合以上欠場したシーズンがありません。守備には大いに問題アリですがDHならば問題なさそうなのでア・リーグ移籍か?と言いたいところですが当の本人はDHに難色を示している様子。さらにシーズン中からナショナルズ残留を希望していたのでナショナルズ残留が有力でしょう。とわいえ、ナショナルズは今季69勝93敗とナ・東部地区最下位。というか以前に在籍していたレッズ時代から所属したチームが勝ち越したことがありません。実力からいっても強豪チームでプレーしてみては、とも思います。それでもナショナルズに残留しようという彼の姿勢からみるとよほど居心地がいいんでしょう。というわけでナショナルズ残留を予想。




今回はここまで。




ではでは。

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