今年のメジャーリーグは数多くの新人選手が活躍した年でした。そこで、今回は私が選んだ20人の新人選手を4回に分けて紹介していきたいと思います。
1、バスター・ポージー(ジャイアンツ・捕手・23歳)
今季成績:108試合 3割5厘 18本塁打 67打点 OPS8割6分2厘
今季のナショナルリーグ新人王。実質一年目ながら正捕手としてMLBトップクラスの投手陣を引っ張り、打撃面でも4番を任されるなど大活躍。チームの56年ぶりの世界一に貢献しました。その活躍ぶりはMVPにも値するとの声も聞かれました。順調にいけばツインズのジョー・マウアーのようなスター捕手になれることは間違いないでしょう。
2、ネフタリ・フェリス(レンジャーズ・投手・22歳)
今季成績:70試合 4勝3敗 40セーブ 防御率2・73
今季のアメリカンリーグ新人王。4月途中からクローザーに抜擢されると順調にセーブ数を積み重ね、佐々木投手の持つ新人セーブ記録を更新するなど活躍しチームのワールドシリーズ進出に貢献しました。WHIPも0・88と抜群の安定感を誇り、今後のさらなる飛躍が期待されます。
3、マイク・スタントン(マーリンズ・外野手・20歳)
今季成績:100試合 2割5分9厘 22本塁打 59打点 OPS8割3分3厘
メジャーを代表するスラッガーになりうる逸材。100試合の出場ながら22本塁打はルーキーの中でもメジャートップの数字を誇ります。守備面でも守備防御点17に加え補殺も10記録するなど貢献度が高く、かつてのケン・グリフィーJrのような選手になれるかもしれません。今季359打席で123三振の粗さは課題。
4、ギャビー・サンチェス(マーリンズ・一塁手・26歳)
今季成績:151試合 2割7分3厘 19本塁打 85打点 OPS7割8分8厘
比較的遅咲きのルーキー。同僚のスタントンのようなスター性はありませんが、非常に堅実な選手です。今季放った37二塁打、85打点はルーキートップの数字。エドウィン・ゴンザレス監督からは「ときどき彼がルーキーであることを忘れてしまう」と言われたように寡黙で練習熱心なことも魅力。マイク・ローウェルのような地味ながら安定感のある選手になっていくように思います。
5、ジェイソン・ヘイワード(ブレーブス・外野手・21歳)
今季成績:142試合 2割7分7厘 18本塁打 72打点 OPS8割4分9厘
メジャー初打席で3ランホームランを放った、今季を象徴するルーキー。ジャイアンツが世界一になっていなければ新人王は彼のもとにわたっていたかもしれません。怪我の影響で不振だった6月を除けば安定した成績を残し続け、崩壊状態だったチームの外野陣を支えました。11盗塁を記録するなど足も使えるうえ守備でも守備防御点17を記録。また、リーグ4位の90四球を選ぶなど選球眼にも優れ、シーズン終盤には新人らしからぬ風格すら感じられました。今季は2番を打つことが多かったですが、来季以降は3番に座るものと思われます。2010年代を代表するスター選手になることは間違いないでしょう。
今回はここまで。
ではでは。
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