今日のWS第四戦はジャイアンツの先発バムガーナー投手(写真)が8回を無失点に抑える好投で見事勝利をおさめ、56年ぶりの世界一へと王手をかけました。
何がすごいかというとこのバムガーナー投手、今年デビューしたばかりの21歳。自分と一年ちょっとしか年が変わらない選手がこんな檜舞台で活躍しているのは信じられないです。他にもジャイアンツには23歳の新人捕手ながら四番を務めるポージー選手(写真)もいますし、二枚看板のリンスカム投手やケイン投手もともに26歳、今季不振ではありましたが将来のスター候補であるサンドバル選手も23歳と若くしてチームの中核を担う選手が多くいます。
ジャイアンツといえば数年前までは「高齢化集団」の代名詞的存在でした。たとえば71勝91敗で最下位に沈んだ2007年の野手陣を見てみると、バリー・ボンズ外野手の42歳を筆頭に、40歳のオマール・ビスケル内野手(現ホワイトソックス)、36歳のライアン・クレスコ内野手などといったベテラン選手ばかり。最も若い選手でもペトロ・フェリース内野手(現カーディナルス)が32歳、この年出場した野手の平均年齢は33・1歳と完全な御老体集団でした。
転機となったのは2008年。前の年のオフにはチームの象徴であったボンズが退団したこともあり、本格的な世代交代の年となりました。この年にブレイクしたのがリンスカム。18勝5敗、防御率2・62、265奪三振でサイ・ヤング賞を獲得したのです。
今年のジャイアンツを見ていると、若い力の大切さがよくわかります。同じことは2008年のレイズも証明してくれています。そんな中若返りが急務となっているのはヤンキース。40歳のリベラ投手のほかにもジーター内野手やポサーダ捕手など30代後半の選手を数多く抱えています。連覇をのがした今年、彼らの処遇をどうするのかということは今オフの見どころの一つといえるでしょう。
明日はリーとリンスカムの投げ合いです。第一戦は思いもよらぬ結果となりましたが今回はしびれる投手戦を期待したいと思います。
ではでは。
0 件のコメント:
コメントを投稿