マイナー今日は新人投手を紹介。
16、ジョナサン・ニース(メッツ・投手・23歳)
今季成績:30試合 9勝10敗 防御率4・20 奪三振148
メジャー3年目、実質1年目で開花した左腕。過去2年間は8試合の登板に終わりましたが今季は開幕からローテに定着。2ケタ勝利こそ逃しましたが、一年間ローテを守り切りました。最大のハイライトは6月10日のパドレス戦。4回にクリス・デノ―フィア選手に二塁打を打たれた以外は1人のランナーも許さない快投を見せメジャー初完封勝利を記録しました。後半戦はコントロールが乱れ、防御率4・81と調子を崩してしまいましたが、来期はサンタナやメインらとともに強力先発陣の一角を握る投手になると思います。
17、マイク・リーク(レッズ・投手・22歳)
今季成績:24試合 8勝4敗 防御率4・23 奪三振91
史上21人目となるマイナーを経ずにメジャーデビューを果たした期待の新星。アリゾナ州立大学では3年間で40勝を挙げるなどし、レッズ入り。開幕からローテに定着し、開幕5連勝を記録しました。後半戦はけがなどで調子を落とし、8月24日の登板を最後にシーズンを終えてしまいましたが、来季も新生レッズの一角として活躍してくれることでしょう。
18、ジョニー・ベンタ―ス(ブレーブス・投手・25歳)
今季成績:79試合 4勝4敗 防御率1・95 奪三振93
新人ながらブレーブスブルペン陣の中心を担った左腕。24ホールドは新人トップの数字で、斎藤隆やビリー・ワグナーらとともに強力救援陣を形成しチームのプレーオフ進出に大きく貢献しました。三振を奪う能力にもたけており、今季は83イニングスを投げて93奪三振。来季からは引退したワグナーの後釜として、クローザーに入る可能性も有りうるでしょう。
19、アロルディス・チャップマン(レッズ・投手・22歳)
今季成績:15試合 2勝2敗 防御率2・03 奪三振19
WBCで日本代表とも対戦したキューバ人左腕。昨年7月に亡命し、念願のメジャーリーガーになりました。魅力は何といっても球速。マイナーにいた8月27日には、米国史上最速となる時速105マイル(時速169km)を記録。31日に満を持してメジャーに昇格しました。昇格後もスライダーと速球を駆使して中継ぎ投手として活躍。13.1回を投げて19をの三振を奪いました。今後は先発投手としてどのような活躍をしてくれるのか非常に楽しみです。
20、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ・投手・21歳)
今季成績:12試合 5勝3敗 防御率2・91 奪三振92
2009年ドラフト全米一位でナショナルズに入団した、今季最も注目を集めたルーキー。6月8日のパイレーツ戦でデビューするといきなり7回1失点の好投。奪った三振は14個という素晴らしい内容でした。また、ファンからの注目も大きく、彼が登板した試合では常に4万人以上の観客が詰めかけるなど低迷するチームに明るい話題を提供しました。しかし、8月21日の登板でひじを痛め降板。その後トミー・ジョン手術を受けることになり来季は全休するとみられています。ですが、68イニングで92個の三振を奪うなど、「2、30年に一人の逸材」と評される実力は見せつけました。今はゆっくりひじを直して、2011年にカムバックしてほしいと思います。
ここまで、20人の新人選手を紹介してきましたが、今季は他にもレンジャーズのミッチ・モアランド内野手やパイレーツのホセ・タバタ外野手など多くのルーキーが活躍しました。来季の注目選手を挙げるとするならば、アスレチックスのクリス・カーター選手やブルージェイズのJ・P・アレンシビア捕手などがあげられます。また、今年のドラフト全米1位でナショナルズから指名を受けた18歳のブライス・ハーパー外野手もチームの外野手事情を考えると、メジャーデビューする可能性も十分に期待できます。
来季はどんな新人選手が出てくるのか、今から楽しみでなりません。
ではでは。
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